今回QMA7のBGM、いかがですか?
僕はお気に入りの曲、かなり多いです。
CDのクレジットを見てもらうと分かるのですが、実はゲームでは曲はほとんど書いてないんです。
ある日、「QMA7サントラでボーナストラック、誰かやらない?」というCDディレクターより提案。
「やる!やるやる!!」と飛び付いたのを覚えています。
なんせお気に入りの曲が多いので。
「さあ、何やろう。”ボーナストラック=何かの曲のアレンジバージョン”だよな。」
飛び付いたのはいいけど、どの曲をやるか迷いましたよ、なんせお気に入りの曲が多いので。
「迷ったら1曲をアレンジするのではなく、何曲もやればいいんだ!そうだ、予選曲4曲をメドレーにしてしまおう!」
これは名案!と言わんばかりに、他のコンポーザーに「僕、メドレーやるから!」と言い回りました(笑)。
予選メドレーをやると決めてイメージをどんどん膨らませていくわけです。
1、QMA7保科ストリングスの保科由貴さんをフィーチャーする。
2、Jimmy Wecklさんを誘ってふたりで鍵盤をひとつずつ、トランペット(小野)、サックス(Jimmyさん)もそれぞれやる。
3、ドラムもベースもトロンボーンも生で録ってしまおう。
4、なんか、キレイな感じに仕上げたいな・・・。
のようなことを考えながらデモを作っていったのですが、デモが出来上がるまでそう時間はかかりませんでした。
スルスルっと出来て、いい感じ!っていう印象でした。
!!ここでお知らせ、というか、すみません!!
予選メドレー、CDのクレジットにはJimmyさんのところに鍵盤系の表記がありません。
なんと!僕が書き忘れてしまったのです。皆さんすみません、Jimmyさんすみません・・・。
Jimmyさんはエレピとサックス、僕が生ピアノとトランペットというのが正しいです。
なので、曲あたまの方、素敵なエレピはJimmyさんですよー。うーん素敵だ。
ということで、皆さんすみません、Jimmyさんすみません・・・。
レコーディングは楽器別にダビングしていきました。
まずは古澤さんにベースを弾いてもらい、Jimmyさんにエレピ、自分でトランペット、フリューゲルを吹いて仮ミックス。
デモのイメージを膨らませ、そのオケを持ってスタジオへ。
まずはリズム録りから。
ドラムは谷さん。
谷さんは手数が多いのも得意、細かいフレーズも得意な素晴らしいドラマーです。
しかしながら今回は優しい感じの曲。
小野:「それではオケに合わせてどんな感じか一度お願いします。」
♪谷さん叩く♪
小野:「もう少し手数少なくしてくださいー」
♪谷さん叩く♪
小野:「ちょっとさみしくなっちゃいましたねー、今とさっきの中間位で叩くとどんな感じですか?」
♪谷さん叩く♪
小野:「それそれ!!すごくいいです!最高!!では本番お願いします♪」
あっと言う間に打ち合わせも終わり、本番テイクもあっという間でした。
「何て素晴らしいんだ。ちょっとスタジオの時間取りすぎたな(笑)。」
やっぱりドラムが入ると一本筋が通るというか、とてもいいですね。
そしてメインのバイオリンレコーディング。
曲あたまから順番に録っていったんですが、イントロ聴いた瞬間、もう興奮状態でした。
温かい音色、豊かな表現、とっても優しい気持ちになれます。
癒されました。素晴らしいの一言。これだからレコーディングはやめられません。
バイオリンもメイン、2nd、ピチカート、あっという間に終了。
後日、トロンボーンにもこちゃん、サックス(ソプラノからバリトンまで!)にJimmyさんを録り終え全ての収録が無事終わりました。
たくさんのミュージシャンの魂のこもった作品が出来上がりました。
パワーがギュッと詰め込まれています。
僕はこれを聴くととても落ち着くというか、優しい気持ちになります。
とってもとっても気に入っています。
皆さんはいかがですか?
<小野秀幸>