SYNTHESIZED5 SOTA FUJIMORI | SPECIAL INTERVIEW

2014年10月8日に発売となる、「SYNTHESIZED5」のリリースを発表したSota Fujimoriに、
コナミスタイルがロングインタビューを敢行。アルバムに対する思いや音楽に対する情熱などを大いに語ってもらいました!

━ SYNTHESIZED4のリリースから約2年が経ちますが、ニューアルバムリリースの経緯を聞かせて下さい。

Sota Fujimori(以下S):数ヶ月前にdj TAKAさんが僕の席に来て「そろそろ5を出そうか」と言ってきてくれたんです。
しかし当時作業が詰まっていたらことから一度断念させて頂いたんですね。そしたらまた何度も席に来ては5出そうか!
と言って下さったので引き受ける事にしました。しかもアルバム名はSYNTHESIZEDではなくWelcome To Fujimori Festival
にしてくれとお願いされまして(笑) 少し迷いましたが、SYNTHESIZEDにしました。今回はお声をかけて下さったTAKAさんに
感謝です。

━ シリーズ化しているSYNTHESIZEDですが、今作では何かコンセプト的なものがあれば聞かせて下さい。

S:それはずばりMade in Japan Electronic musicです。ジャンル問わず日本の音楽も国内のみならず、世界に発信して
いくべきという思いが凄くあったので、このCDを通して微量ながらも発信、提示出来たらという思いを込めて作りました。

━ 和の雰囲気が漂うジャケットや一部の楽曲からも今までにはない発想が伺えますね。

S:10代の頃は海外で過ごす事が多かったので、思考やノリもかなりアメリカナイズドされていたんですね。ジョークを飛ばして
周囲を笑わせたりするのもそうかもしれません。しかし去年 京都で毎年開催される藤森祭りにプライベートの旅行で参加
したんですね。自分探しの旅という事で。その京都に行った際に様々な神社や日本庭園巡りをして改めて和のbeautyに
感激したんです。なんて和のセンスは高いんだ!!ってね。子供の頃はハンバーグやスパゲティなど洋食好きだったのに、大人に
なったら魚料理をはじめとする和食の方が口に合う感覚とでも言うのかな。それまで眠っていた自分のPure Japaneseの
DNAが覚醒したというか、それ程京都巡りが衝撃的だったのです。去年の京都旅行がなければ今回の発想は無かったと思います。
今回の書き下ろし楽曲Beautiful Gardenはその時 目にした数々の美しい日本庭園にインスパイアされて作りました。

━ ExpanderはSotaさんのソロプロジェクトという事ですが、別名義で始めたきっかけは何ですか?

S:長年様々なゲームにて本当に色々なジャンルの楽曲をこれまでに作ってきました。アクションゲーム、格闘ゲーム、
シューティングゲーム、RPG、恋愛シュミレーションゲーム、サッカーゲームなど。そしてbemaniの仲間入りしてからは
2nd SeasonやVENUSだったり。これだけ色々やっているとリスナーやユーザーさんはSota Fujimoriと聞いてある種の
先入観がどうしても先行してしまうのかなと。あのウイイレの人ね!という人もいるだろうし、VENUSの人ね!みたいな具合に。
御存知の通り我々ゲーム音楽クリエイターはミュージシャンではないので、必ずしも毎回自分の作りたいジャンルが作れる訳では
ありません。オーダーがあり、BPMやジャンル指定、歌ものかインストか、時には言語指定もあったりします。誰にでもある事だと
思いますが、これだけ色々やっていると得意不得意もある事からジャンルによっては辛い時もあります。そんな経緯から一度
自分の名前を隠し、先入観を取っ払い、自分が今やりたいジャンルを作り発表したいという意味も込めてExpanderという
ソロプロジェクトを始めました。ちなみに名前の由来は本当に適当です。大学の頃使っていたマシン名がMax Steroidだった
ように大学時代Xpanderというシンセが学校にあってそれを愛用していたので、それが由来です。商標的な意味で列記とした
英単語であるExpanderという単語を採用しました。なので深い意味は特に無いんです(笑) Expanderの正体は◯◯だ!!と
沢山の書込みを拝見しては、よしよし!と思いながらこの一年間見守っていましたよ。Expanderのロングが聴けるのも
SYN5だけ!?

━ アルバムの収録曲はどのように決められたのでしょうか?

S:先程も言いましたが、私の場合オーダー通り楽曲を具体化、仕上げるのが仕事です。そのオーダーが時には自分の作りたい物と
見事一致する時があるんですね。以前IIDX SPADAにてL.E.D.さんと猫叉君からGlitch hopを作って下さいというオーダーを
受けた時はかなり嬉しかったですよ。ナイスディレクション!!って具合に。のちにdiagramという曲に仕上がる訳ですが、
オーダーと自分の作りたい物が一致した楽曲を多く収録しました。しかしそれだけでは駄目なので、過去にランキングが高かった
曲なども一部収録しました。

━ 制作中に苦労された事などはありましたか?

S:ボーカル以外の制作はミックスやマスタリングを含め全て私一人で行っているので、毎回時間との戦いですね。
制作時期が真夏だった事もあり、無理をしたせいか途中夏バテになり、かなりしんどくなりました。締切は待ってくれないので、
沢山栄養をとって気合いで乗り切りました。アルバム制作は真夏は避けた方が良い事が分かりましたね(笑)

━ すばり今回の聴きどころは?

S:リピート感を低減させるために、新たなリフやフレーズ、新規の音色や展開などを沢山加えました。なので絶対に退屈しないで
聴ける自信があります!! そして今回も一から全曲ミックス、マスタリングもやり直していますので、音は過去最高に良いと思います。
是非過去にリリースされたサントラなどと並べて聴き比べてみて下さい。

━ 最後にリスナーの皆様にメッセージをお願いします。

S:どのCDにも数に限りがあります。
SYN5も数年後には購入出来るか分かりませんので、購入出来るうちに是非手に入れて下さい!!

━ 今日は有難うございました。

こちらこそ有難うございましたm(_ _)m

Sota Fujimori